国語の勉強

幼少期勉強するべき科目は!?小学校における、重要科目の「算数」と「国語」

小学生で大事な科目は「算数」と「国語」

未就学児の勉強、何から始めればいいでしょうか?興味がある分野から始めるのもいいと思いますし、私は「算数」と「国語」をオススメします。

理由は、小学生で重要となる科目は、算数と国語と言われているからです。

なぜ、算数と国語が、小学生で重要科目となるかと言うと、「難しいから」とおっしゃる方もいますが、「難しい」というのは、主観でもあるため、「算数は簡単で、社会は難しいよ!」と思う子どももいるかもしれません。

こう感じる子は、算数よりも社会が超重要科目、というわけではありません。全員に例外なく、算数と国語が重要です。その理由は、科目の特性にあります。

今日は、各科目の特性に関して、深掘りしていきたいと思います。

※中学受験で、理科と社会が受験科目に入るお子様は該当しない可能性があります。中学受験せず、公立中学に進学予定のお子様には当てはまります。

小学生の主要4科目の科目の特性

理科と社会 「小学校と中学校で学習内容が被る!?」

理科と社会は、中学生と学習範囲が被る単元も多いです。

極端なことを言えば、理科と社会は、小学生で習ったことを全て忘れて中学生になっても、授業に全くついていけない、とか、テストで点数が取れないということはありません。

※めちゃくちゃ大変なので、小学生のときに、理科や社会を全く勉強しないことや、小学生の内容を全て忘れて中学生になることは、もちろんおすすめしません!!

例えば、社会の歴史は、小学生でも中学生でも学習します。小学生でも中学生でも江戸時代の勉強はします。中学生の方が、より詳しい内容や、細かな時代背景を学習しますが、江戸時代は江戸時代です。

徳川の初代将軍は徳川家康ですし、3代目将軍は徳川家光は変わりません。小学生の間は、中学受験をしないのであれば、徳川家康と家光の二人を覚えておけばいいでしょう。

中学生になると、初代将軍の徳川家康・2代目将軍の秀忠、3代目将軍の家光、5代目将軍の綱吉、8代目将軍の吉宗、15代目将軍の慶喜の計6名を覚えておくと良いでしょう。

中学生になったら、多く覚えなければなりませんが、初代将軍の家康や、3代目将軍の家光の名前は、小学生のときに覚えたものと同じです。

中学生になったら、徳川15代将軍の名前が変わりました、なんてことはありませんよね。小学生のときも、中学生のときも、歴史上の出来事は変わりません。

小学生で習った出来事のさらに詳しいバージョンを習うのが中学生なので、少しぐらい小学生で習ったことが多少抜け落ちていても、中学生で挽回できます。

歴史の分野を例にとって、紹介したしたが、地理でも、理科でも同じことが言えます。日本の47都道府県の名前は、小学生のときも、中学生のときも、同じ場所・同じ名前です。

算数の科目の特性「小学生で習う単元を復習する時間はなし。さらに難易度は高い」

算数は、理科と社会と違い、小学校で習ったことを全て忘れて中学生になったら、詰みます。おそらく、中学1年生の1学期から学校の勉強についていけなくなります。

算数は、小学校・中学校の義務教育期間で学習するべき単元数が多いため、中学校で小学校の復習をする時間がありません。

中学校では、「小学生で習った単元は、もちろん全て頭に入ってる状態で中学生になってるよね!」という、前提で授業は進んでいきます。

そのため、中学校では、整数・分数・少数の概念や加減乗除の計算方法の復習の時間はないですし、単位変換の知識も持っているものとして、授業は進んでいきます。

小学生で習う算数は、小学生のうちに理解し、定着させておく必要があります。学習内容を理解し、演習で知識を定着させ、様々な問題を解くことにより、活用するところまで持っていくためには、時間がかかります。

時間がかかる上に、内容も難しいのです。勉強が難しい理由に関しては、こちらの記事で詳しく書いています。ぜひ読んでみてください。

こういった理由から、「小学生の算数は最も重要な科目」と言われています。理解→定着→活用の3段階で理解を深めていきたいです。

国語の科目の特性「国語力は1日にしてならず。幼少期からの積み重ね」

国語の漢字や語彙力等の知識の部分と読解力に関しても、算数とほぼ同じで論理で、小学生で習った国語の知識を全て忘れて中学生になると、おそらく教科書が読めず、中学校の授業についていけません。

小学校で習った漢字・語彙は、知っている前提で教科書に出ており、授業も進められます。読解力に関しては、幼少期からの積み重ねになるため、早く学習すればするだけ、良いということになります。

国語は、科目の特性上、短期間で結果が出るものでありません。

こつこつも、本を読んで語彙を増やす、小学校の授業や問題集などで、長文を精読し、先生の発問や問題をこなすことで、論理性を磨いていくことが重要です。

算数・国語を幼児期から始めるメリット

子どもが、理科や社会に興味があり、理科や社会の勉強をしたり、興味の種まきをすることは、もちろん素晴らしいことです!

小中学校の成績、という意味で言うと、理科と社会だけを幼児期に勉強すると、「学年で1位!」とか、「外部模試で好成績を取る」、ということはないかもしれません。

上記のように、各科目の特性をみていくと、算数は義務教育期間に学習する単元数が多く、定着に時間のかかる科目、国語は積み重ねの力、ということになります。

このため、小学校以降の、学校の成績や中学・高校受験という観点では、幼児期から算数と国語の勉強を行うのが良いと思います。

両教科、定着に時間がかかるため、長い時間をかけて勉強していく必要があります。1日に勉強できる時間は限られています。小学校低学年の子どもだと、長くて1日に1時間程度でしょうか。小学校高学年の子どもでも1日に3時間勉強できる子は少ないのではないでしょうか。

そうなると、勉強を前倒しするのが良いです。小学校入学前から始めると、勉強する期間が長くなり、より定着ができます。

このブログで、幼児期の勉強の仕方やヒントを書いていますので、ぜひご覧ください★

まとめ

小学校で重要な勉強は「算数」と「国語」です。両教科も、習得に近道はありません。

コツコツと日々の勉強を積み上げていくことで、知識量が増え、勉強もできるようになり、子どもたちの自信に繋がると思います。

参考になれば嬉しいです。

ABOUT ME
紺野 はるか
アラフォー2児の母。現役学習塾職員が、〝勉強を通じて、子育てを楽しく!子どもの人生を明るく!〟をモットーに、子育てをしている様子を公開!! 我が子の中学受験までの道のりとともに、配信中です。
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