0歳~3歳の赤ちゃん期教育

テレビなし育児の実態 ~テレビと子どもとの付き合い方~

我が家は、テレビなし育児です。

なぜ、テレビなし育児かと言いますと、家にテレビがないからです。

テレビがない家に住む両親から、子供が産まれたら、テレビなし育児になりますよね(笑)

子どもが産まれる前からテレビなし生活をしておりましたので、そのままテレビなし育児に移行したという感じです。

そのため、「テレビは子どもにとって悪だ!!」とか、「テレビを子どもに見せたら、学力が低くなる」などの考えは全くなく、我が家の生活スタイルには、テレビがない、というだけです。

そんなフラット(?)な環境で、育った我が子、現在5歳のテレビなし育児のメリット・デメリットを紹介します。

我が家にテレビがない理由

間取り的にテレビを置く場所が微妙だった。

今住んでいる家に引っ越した時、子どもはまだ産まれておらず、私と夫の二人でした。

間取り的に、ダイニングテーブルを置く場所から、テレビは見えづらく、ご飯食べながらテレビは見れませんでした。

引っ越す前の家から、ご飯の時だけテレビをつけていた我が家。

ご飯のときにテレビをつけなかったら、テレビを見る時間がぐっと減りました。

スマホやタプレットでYouTubeやサブスクも見れるので、必要性がどんどんなくなっていきました。

部屋のコンセプトととテレビが合わなかった

夫はインテリアや、部屋の雰囲気を作るのが趣味。

私は、あまり興味はないため、部屋のインテリアや配置は全て夫に任せています。

詳しいことはよく分かりませんが、部屋の色は2色にすると、まとまるんだとか。

我が家は白と茶色にしたいと、引っ越し前から話していました。

家具や部屋に置く小物など、リビングに入り目に入るものは白か、茶色のものを購入。しかし、テレビの画面は黒。

悩んだ夫は「テレビって黒いし、部屋の雰囲気と合わんから捨てていい!?」と。

元々、テレビを見なくなっていたこともあり、なんの問題もないと思った私は承諾。

そこから、私たちのテレビなし生活は始まりました。(約10年前のことです)

テレビなし育児のメリット

受動的な遊びをすることが少ない。

私の幼少期は、実家にテレビがありました。父がテレビ好きで、休みの日はずっとテレビがついていました。(父は「24時間テレビの番人」と、母に揶揄されてました。)

暇な時や、手持ち無沙汰なとき、とりあえずついてるテレビをボーっと見る、みたいなことが多かったように思います。

よく、テレビが子どもにとって良くない、と言われる一つの原因は「受動的になるから」です。

流れてくる映像を見て、情報を受動的に受け取るだけ、という行為が1日の大半だと良くありません。

例えば、親子で一緒にテレビを見て、視聴後、お互いに感想を言い合い、情報のアウトプットや自分の意見をまとめ伝える、ということをすると、言語化の練習や論理的な思考回路のための練習になるので、とても良いテレビの見方だと思います!

知人の子どもは、車の移動中、タブレットをつけないと座ってられないと嘆いていました。

我が子には、「暇つぶしのテレビ」という感覚がないため、暇なときは、楽しい遊びを自分で見つけます。

車の移動中は、大きいトラックを見て楽しんだり、高速道路だとトンネルの数を数えたり、自分なりの楽しみ方を積極的に見つけています。

幼少期は、積極的に能動的な行動をしてほしいため、テレビなしの育児のメリットだと感じています。

テレビは、おもちゃと同じような感覚になっている。

我が家はテレビを制限しているわけではないため、私と夫の両家の実家では、テレビを見ています。

保育園で、お友達に聞いた面白いアニメや、流行ってるもので、本人的に面白そうだな、と思ったものを覚えているみたいです。

「今度、ばぁばのお家行ったら、クレヨンしんちゃん見たい!録画しといてもらおう。」と楽しみにしています。

ばぁばのお家に遊びに行ったら、開口一番に「クレヨンしんちゃん見せて!」とお願いして、見せてもらいます。自分が満足できるまで見たら、「ありがとう!楽しかった」と颯爽と去って、違う遊びをしています。見たい番組を満足できるまで見れたらそれでいいみたいです。

視聴時間はその時によって違いますが、長いからと言ってとめることは、あまりしていません。

我が子の中で、テレビとは、レゴやプラレールなどのおもちゃと同じような感覚で、ある程度、遊び終わったら、次の遊びしよ、みたいな感じなのかな、と思います。

特に、食事中の会話量が増える。

これは、私と夫ですが、今の家に引っ越してくる前は、食事中にテレビをつけていたので、引っ越し後、テレビを見なくなり、会話量が格段に増えました。

会話が増えると、お互いのことを理解できる場が増えるため、以前より仲良くなった気がします。これに関しては夫も同意見でした

子どもが産まれてからは、家にテレビがあったことがないため、会話量の増加はありません。

もし、テレビをつけてる時間は会話がほとんどないと思うと、テレビがない方が、会話は多いんだろうな、と感じます。

食事中は、子どもの保育園の話を聞いて、盛り上がったり、私や夫の仕事で起こったエピソードトークをして、子どもに感想を求めて、盛り上がったりと、教育的な会話はほぼしていませんが、楽しい食卓です。

テレビなし育児のデメリット

特になし!!!

テレビなし生活歴10年、テレビなし育児歴5年ですが、特に不便を感じたことはありません。もしかしたら、子どもは思うところがあるかもしれません。しかし、「テレビほしい!」と言われたことはありません。言えないだけでしょうか(笑)

ですが、強いていうなら、一つだけあります…。

周りに気を遣わせてしまうこと

「最近はテレビ離れだ、テレビを見る人は少なくなっている。」と言っても、テレビがないことを伝えると驚かれます。

非常に意識高い系の育児をしていると思われることも。

義実家では、子どもがテレビを楽しいと思うような年齢になると、「テレビ、つけてもいい?」とか、「テレビ見せても大丈夫?」と確認されました。友達の家でも、同じような確認をしてもらうことが多々あります。

「全然大丈夫だよ!特に制限してないよ。ただ、テレビがないのは見ないからないだけだよ」と伝えても、「ほんとに!?気を遣って言ってるだけじゃ…」という目で見られることもしばしばあります。

テレビがなし生活・育児、Q&A

「なんで買わないの!?」

「テレビ見ないって人はよく聞くけど、本当に持ってない人初めて見た!」など、本当に普通に驚かれます。

義父母にも子どもが産まれる時「テレビ買わなくて大丈夫?あったらあったで、便利だよ!?手が離せないとき、ちょっと見せておけば、こちらの手もあくよ」と、何回か確認されました。

きっと、こういう時、テレビあると便利なんだろうなぁと思う時もありますが、テレビなし育児で得られるメリットの方が大きいと感じています。

「家で子どもと何してるの!?」

「テレビなかったら、子どもと一日中遊んでるの?何してるの?」とよく聞かれます。

子どもは、その時自分で遊びたいことやしたいことを見つけています。それが、おもちゃで遊ぶことであったり、絵本を読むことだったり、私の手伝いであったり、自分のしたいことを自分で見つける、という練習にはなってるかな、と思います。

「友達の会話についていけなくて、子どもがかわいそう」

よく、テレビないと友達の話についていけないからかわいそうだ、と思われがちですが、最近の子どもたちは、テレビよりYouTube・ネットフリックスのようなサブスクが主流のようです。

お友達が見てるから、自分も見ようというよりかは、自分の好きなYouTubeや番組を見るそうです。そのため、YouTubeをよく見ているお友達同士でも、「そんなチャンネルあるの知らなかったー」となります。

私たちが学生時代によくした会話「昨日の◯◯見たー!?」という会話はもうほとんどないみたいです。

もし、上記のような会話が子どもの周りで繰り広げられて、会話に入れなかった、という話を子どもから聞いたら、どういう番組で、どういうところが面白いかを教えてもらい、見たかったら見たらいいし、自分は特に魅力を感じなかったら見なくてもいいだけだよ、と伝えようと思っています。

まとめ

以上が、我が家のテレビなし育児の実態でした。

このような類の話題は、テレビは善か悪か、という二項対立の議論になってしまいがちです。

私は、各家庭でのテレビとの付き合い方が定まっていたら、たくさん見ていても、見ていなくてもいいのかな、と思います。

我が家の事例が、参考になれば嬉しいです!

ABOUT ME
紺野 はるか
アラフォー2児の母。現役学習塾職員が、〝勉強を通じて、子育てを楽しく!子どもの人生を明るく!〟をモットーに、子育てをしている様子を公開!! 我が子の中学受験までの道のりとともに、配信中です。
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