「勉強」のマインド

学力は高い方がいいの!?私が学力が高い方がいいと思う理由4選

学力は高い方がいい VS 高くなくても良い問題

我が子の学力は高い方がいいと思いますか?
そこまで高くなくても、生きていくために支障はありませんか?

という質問があるとします。

答えは人により、様々だと思いますが、私の答えは迷わずこうです。

学力は高い方がいい!!一択!!!

こう答えると、教育ママ一直線で怖い印象を受けるかもしれません。

しかし、私は、子どもに「子どものうちは、娯楽も遊びもなし!勉強だけしなさい。」と思っているわけではありませんし、そうさせるつもりもありません。

このようなことを言うと、

「勉強だけが全てではない。学力低くても、幸せに生きている人、お金を稼いでいる人はたくさんいるよ!」と言う人が、一定数出てきます。もちろん、その通りです。

「学力が高いから良い!」、「低いとダメ!」という二項対立にすること自体が、間違っているのではないかと思います。

学力が高かろうが低かろうが、人の生き方は様々で、自分の持っているピースを組み合わせて、人生を創っていくものだと、個人的には考えています。

「こんな考え方もあるんだな、こんな考えの人もいるんだなぁ」と思いながら読んでもらえたら嬉しいです。

学力が高いといいと思う4つの理由

自信がつく

小学生から高校生までの間、学年により異なりますが、朝8時から16時頃まで授業があるとして、6時間から8時間ほど学校にいます。

1日24時間のうち、睡眠時間が8時間だとして、残りの活動時間が16時間。1日の約半分の時間を学校で過ごすことになります。

例えば、小学4年生の1年間の授業数は約1015コマあり、そのうち、いわゆる「勉強」と言われる「算数・国語・理科・社会」の授業数は、約615コマです。

学校にいる時間の半分以上が「勉強」していることになります。

それなら、勉強は得意の方がいいような気がしませんか?半分以上、得意なことの方が楽しい気がします。

授業中、先生に当てられて正解を答えることができる、手を挙げることができる、このような些細な積み重ねが自信に繋がります。

全科目、得意になる必要はないのかな、と思っています。一教科だけでも、得意な教科があるだけで、「勉強」に対する自信や取り組み方が変わります。

自信は、何種類もの小さな自信を集めるのが自己肯定感に繋がります。

勉強だけ!運動だけ!という極端思考にならないよう、気を付けていきたいです。

希望の進路に進学できる可能性が高くなる

多くの親は、子どもに自立を願うのではないでしょうか。

大人になったとき、親がいなくても生きていける経済力、精神面の自立を持ち合わせていてほしいです。私も、もちろん同意です。

欲を言えば、自分が希望する職業に就き、楽しく有意義に働いて対価を得てほしいです。

そのため、将来、我が子が職業選択をするとき、学歴により、諦めることがないようにしてあげたいと考えています。

学歴フィルターは、一昔前よりは減少したと言っても存在しますし、今後も全くなくなることは考えにくいです。

①私の知り合いで、難関大に通っているAくん。

②地元のそこまでレベルの高くない大学に通っている友達のBくん。

春休み、地元で、二人が就職サイトでエントリーする企業を探していました。

いいなと思う企業を発見し、一緒に説明会に行こうと、予約を取ろうとするとAくんのページには、説明会の日程と時間の選択枠が出てきましたが

Bくんのページには、「説明会は満席となりました。またの機会にご参加ください。」との文面が表示されました。

就職サイトに登録していた大学名で、説明会の参加の有無を決められてしまったのです。

このようなことは、残酷ではありますが、本当によくあることです。

実際、私の勤めている会社でも採用の際、学歴はしっかりみています。経歴、人柄、年齢など総合的に判断しますが、その中に学歴も入っています。学生時代の努力を表す指標になります。

高校受験や大学受験など、学歴は子どもがつかみ取るものになるため、親の意向だけではどうしようもできません。

しかし、幼少期からの基礎学力は、親が身に付けてあげるものかな、と考えています。

生かすも殺すも子どもに任すことになりますが、あって損はないという想いです。

知識が増える楽しさを理解できる

以前の記事でも書きましたが、勉強することは、本来は非常に楽しいことです。

勉強を知識の丸暗記だけととらえ、丸暗記した事項をテストのときに発揮して、点数や◯・×がつけられ、順位がつくものと考えてしまうと、良からぬ方向に思考が進んでしまいます。

いつしか、親も子どもも点数や順位にばかりとらわれて、勉強する目的が「いい点数を取ること」に変わっていってしまうのです。

しかし、勉強はいい点数を取るためにすることではありません。

正しい知識を身につけ、生活に活かし、豊かな生活を送れるようにするため、物事をさまざまな角度が見る複合的な視点をもつことで、日々の問題解決能力を身につけるためです。

勉強したからすぐ、「生活が豊かになってるぅぅ!!」と実感できるものではないため、つい目先の点数や順位にとらわらてしまいます。

知識が増えれば、生活はより豊かに楽しくなると信じ、子どもにも伝え続けていく根気強さが必要となります。

受験を通して、努力をし続ける姿勢を学べる

前述した通り、学歴は「学生時代の努力を表す一つの指標」となります。

特に大学受験は、レベルが高くなるほど、難易度は上がります。難しい内容に、くじけそうになっても諦めることなく、目標に向かい努力を続ける。

学生時代のこのような経験は、非常に重要です。努力は、すぐに報われるとは限りません。時間がかかりますし、正しい努力をしないと報われることはありません。

努力の量、軌道修正する力、報われない時の自分の心の保ち方、やり抜く力、など、今後の人生で必要不可欠な経験ができます。

このような経験は、部活動などの課外活動でも可能ですが、受験や勉強は、個人戦になるため、孤独との戦いとなり、それもいい経験になると思っています。

何にしても、学生という若い時期に、膨大な努力量、追い込まれ具合、それでも報われるかわからない不安を経験することで、大きく成長できると、自分の身をもっても体験済みです。

私は、一応(?)とある国立大卒です。もう学歴がものを言う年ではありませんが、話の流れで出身大学を尋ねられ、答えると

「すごいですね!」

と言って頂けることが多く、そこから信頼が上がっているような(勘違いだったらゴメンナサイ!)ケースがあります。
(決して学歴自慢ではありませんので、ご了承ください。。。)

このようなことも、たまにあるため、はやり学歴は持っていて損はないかな、と思います。

恋愛でも学生時代に大恋愛、大失恋したほうがいいって言いますよね。それと似たような感じかな!?

まとめ

以上が、私が個人的に思う「学力が高い方がいい!」と思う理由でした。

勉強でも、運動でも、何を通してでもいいので、幼少期や学生時代に、正しい努力や、努力が報われない経験、失敗からの立ち上がり方、等、子どもに経験させてあげたいな、という親心です。

参考になれば嬉しいです。

ABOUT ME
紺野 はるか
アラフォー2児の母。現役学習塾職員が、〝勉強を通じて、子育てを楽しく!子どもの人生を明るく!〟をモットーに、子育てをしている様子を公開!! 我が子の中学受験までの道のりとともに、配信中です。