未就学児や小学校低学年のお子様をもつお母さんは、こどもが家庭学習や宿題を行うとき、横について見てあげるというお母さんも多いのではないでしょうか。
子どもの今後の勉強の姿勢やスタイルを確立していく時期であるため、未就学児の家庭学習を始めたてが、癖づける一番のチャンス!
子どもだけで勉強をやらせるより、小さいうちは、子どもの横についてみてあげる方が断然いいと思います。
とは言っても、毎日子どもの勉強を見るのは、親的にも忍耐がいります。
こちらの記事で、勉強中の子どもにイライラしないコツを紹介しました。
本日は、勉強中に子どもに守らせた方がいいことを私の実体験を含め4つ紹介します。
幼少期の勉強の重要ポイント
まず、幼少期の家庭学習は「内容は濃く・短い時間で」が鉄則だと感じました。
幼少期の子どもの集中力は「年齢×1分」と言われています。5歳の子どもだと5分です。
我が家で取り組んでいる七田式プリントは、「1日15分でできる」と謳っています。5歳の集中力じゃもたない…!!
幼少期では30分程度は家庭学習に時間を割きたいところですが、集中力は5分ということになります。
そのため、とにかく短い時間でぱっとやって、ぱっと終わらせた方が子どものため、親のためです。
今から紹介することの多くは「内容は濃く、短い時間で」するにはどうしたらいいのか!?と考えて、私が工夫していることです。
勉強中の子どもとの約束4つ
途中で私語しない、席を立たない、遊ばない
短い時間で終わらせるためには、勉強中は勉強以外のことをしないことを徹底する必要があります。
- 事前にルールを伝える。
- ルールを逸脱したときは、すぐに行動を制止する。
- ルールを再度伝える
上記を繰り返します。
家庭学習を始めたばかりの時は、始める前に以下のことを伝えます。
今からこのプリントをするよ。
この3枚終わるまでは、席は立たないでプリントしようね。プリントが終わったら、遊んだり、おしゃべりしたりしようね。
そしてプリントをはじめ、ルール外のことをしたら、「これ終わってから、遊ぼうか」と、さっと子どもの前にプリントをおきます。
このときのポイントは子どもに怒らないことです。
子どもに怒ると、子どもは泣くか拗ねるか、泣いて拗ねるか。いいことは起こりません。
泣いたら、泣き止むまで待って勉強再開になるため、時間がかかります。
テンション高く、のせてのせてやらせた方がいいです。
子どもの集中力は個人差があるため、小さいうちは1ページだけ集中して行い、少し時間がたってから、また1ページ集中して行い、またさらに時間をおいて、1ページ集中して行うというやり方でもいいと思います。
徐々に1回で解く問題数を多くしていけば大丈夫です。
落書きをさせない
短い時間で終わらせるためにも必要ですが、落書きを癖にさせてはいけないません。
教科書やノートが落書きだらけの成績優秀者はあまり見たことがありません。
ノートや問題集には、必要なことのみを書くようにさせた方がいいです。
落書きするときの心理は、ちょっとヒマだなぁ〜、飽きてきたなぁ〜、この問題わかんないなぁ〜、が多いと思います。
このような時に落書きをするという行為をとると、落書きに夢中になってしまい、勉強の思考が停止してしまいます。
窓割れ理論と同じで、落書きが目につけば、勉強に飽きると、さらにまた落書きをしてと、負のループが続いてしまいます。
我が子の場合も、私が少し席を外した時や、別のことをしているときに、落書きしていることが多いです。
我が子が家庭学習の最中にプリントの端っこに何やら落書きをしていたら、「それ書きたかったらプリント終わったら、画用紙に描こう」と誘い、すぐに制止します。
そして勉強が終わったら、画用紙を渡して一緒にお絵描きしたり、自由に書かせてあげれば、それで満足そうにしています。
勉強中は勉強に集中(時間は問わない)というのが、小中学生の基本になるため、幼児期でも徹底して守っています。
ながら勉強させない(歌いながら、喋りながらなど)
ながら勉強は、集中力の大敵です。
保護者の監視下で勉強する幼児期の子どもは、ご飯を食べながらとか、YouTubeを見ながら勉強する子は少ないと思いますが、
歌いながらとか、喋りながら等の小さなことでも、ながら勉強はいいことではありません。
特に途中で喋り出してしまう子は多いのではないでしょうか。
中学生でも、問題を解いている途中で喋り出してしまう子は意外に多いです。
我が子は、簡単な書き取り問題や、漢字の練習で何回も同じ文字を書く時に、歌いながら書いてしまうのですが、その都度注意するようにしています。
- その都度
- 禁止事項を具体的に伝える
- 勉強が終わってからにすると約束する。
①ながら勉強をし始めたらその都度、「いつも」指摘するこということです。
注意されたりされなかったりしたら、子どもも混乱してしまいます。
毎回注意することは、結構難しいです。
毎回注意することが面倒ということもありますが、親が注意深く子どもの行動を見ておかないと、見逃してしまうことが多く発生してしまいます。
ながら勉強は後々、子どもの集中力を阻害する大きな障壁となります。癖になる前に、矯正できると良いです。
②禁止事項を具体的に伝える、というのは、例えば、子どもが問題の途中で歌いだしてしまったとして「集中して!」と言っても、集中の度合いは人それぞれ違いますよね。
親の思う「集中」と子どもの思う「集中」は違います。
「問題解いてるときは、歌うのやめよっか」と次の瞬間からとる行動が分かるよう具体的に伝えると、親と子どもの認識は一致します。
③終わってからにしようね、と約束するのは、「これダメ!あれダメ!」と禁止事項だけではつまらないし、やる気がなくなってしまいます。
「今はダメだけど、勉強が終わったら歌うね、おしゃべりしようね」と肯定的な言い方を交えると効果的です。
姿勢を正して勉強する。
成績優秀者はだいたい姿勢が良いです。
姿勢の良さは集中力の現れ&文字をきれいに書くために必須だからです。
背筋を伸ばすことはもちろんですが、足の位置も重要です。
膝を立てたり、椅子の上で正座したり、足が椅子の外に出ていたり。足は真っすぐおろし、床に足の裏がつくといいと言われています。
足置き場のある椅子がお勧めです。
以前の記事で、字をきれいに書くことは重要であるという紹介をしました。
字のきれいさは姿勢に関係するそうです。
確かに、机に突っ伏すような姿勢で、文字を書いてもやる気のないへにゃへにゃな文字になりそうなことは容易に想像がつきます。
こんな感じは、見ているこちらも気分が良くありません。
↑こんな感じです。
背筋を伸ばし、足を真っすぐまげ、勉強できるよう、親が誘導してあげましょう。
まとめ
以上が、家庭学習で子どもに守らせた方がいい約束事4つを紹介しました。
幼少期は子どもの勉強の基盤を作る大切な時期です。
毎回注意することや、勉強を見ることは大変だと思いますが、今の努力が必ず実を結ぶことを信じ、日々の積み重ねを大切にできるといいですね。
参考になれば嬉しいです♡