国語の読解力を向上させるために、幼少期から取り組みたいことナンバーワンの「音読」
上記記事でも、音読に関して触れましたが、さらに詳しく紹介したいと思います。
音読は小学校低学年の宿題として出題される印象がありますが、未就学児にも効果絶大です。
だいたいの場合、小学校低学年で行う勉強方法は未就学児でもやった方がいい勉強法となります。
音読を行う目的
まず、音読を行う目的は【読解力を高めるため】です。
ただし、国語の読解力は、幼少期からの日々の積み重ねの賜物であり、受験直前から対策を行ってもすぐに伸びるものではありません。
音読は読解力を高めるからと言って、受験直前期から毎日3時間音読を行っても読解力はつきません。
毎日継続することが超重要で、大前提となります。
音読による読解力を高めるイメージは以下の通りです。
①~④を一つずつ詳しく説明します。
音読の効果
漢字の読み
音読をすれば、漢字の読みの習得度合いが分かります。
つっかえると、漢字の読みに自信がないor読み方がわからないということになります。
漢字は文章の細かいニュアンスを伝えます。
そのため、文章中の漢字が正しく読めるということが、文章の正確な内容把握に繋がります。
黙読だけ行っていると、読み方が分からなくても、なんとなくのニュアンスで読んでしまえるため、正確な内容把握をできなくても読み進めてしまう癖がついてします。
学年が上がるほど、漢字の量が増えるため、読み方の分からない漢字があったらすぐに調べる習慣をつけることがオススメです。
また、小学校低学年からの漢字の読み・書きの練習は怠らず、小テストなどがあるのなら、勉強して臨むのが良いでしょう◎
言葉の意味
音読をしていて、意味を知らない単語や言葉が出てくると、イントネーションや言葉の区切り方が変になってしまいがちです。
そのため、保護者の方は子どもの音読を聞いていると、言葉の理解の有無に気付くと思います。
その時は、一緒に意味を調べましょう。
漢字の読みと同じく、言葉の意味を知らないと文章の正確な把握ができません。
語彙力があればあるほどいいです!!中学生になっても、高校生になっても、語彙力が国語力の基礎となります。
- 読解力が高まる
- 文章を読むスピードが早くなる
- 自分の気持ちや考えを正確な言葉で表現できる
分からない言葉は、幼児期から辞書をひいて調べることをおすすめします。この記事に辞書のひきかたの説明をしているので、参考にしてください。
文構造の理解
漢字の言葉の読みと意味を理解できたら、次のステップは文構造を理解できるようになります。
音読は、一文字一文字を声に出して読むため、ゆっくり丁寧に読むことになります。
例えば「私は今日お母さんと買い物に行きました。」という文があった場合、
音読で丁寧に読んだ方が、「私とお母さんが買い物に行く」という画が頭の中に浮かんできます。
↑こんな画が頭の中に浮かんでいるはずです。
一文、一文をイメージできることで、文章の概要・内容を理解できていきます。
また、文章の難易度が上がっていくほど、一文が長くなります。
そのとき、どの言葉がどの言葉を修飾しているか、等の理解が格段に早くなります。
黙読だけ行っている場合は、「なんとなく」で読み進めてしまうことが多いため、一文のイメージを浮かべることなく全体をふわっと読んでしまう傾向が強いです。
黙読の練習となる
テストを受けるとき、問題演習をするときは、黙読で読みます。
音読を継続して行うことで、黙読を行う際の読むスピードや内容把握の正確性が上がります。
テストの点数向上のためには「スピード・正確性」は欠かせません。
①文章を速く・正確に読める→②読書が好きになる→③さらに多くの本や文章を読む→④国語が得意になる、良い成績を取れる、という良い循環が生まれます。
最高ですね★
集中力がつく
音読中は、文字を読み、声に出し、内容を理解し、と多くのことを頭の中で同時に行っています。
頭がフル回転している状態です。
このようなときに集中力がグッと高まるのです。
まとめ
以上、音読の効果5選でした。音読には、素晴らしい効果が多くあります。
ぜひ、日々継続していきたいですね。
ちなみに、私は、子どもが生まれてから絵本を多く読んでいます。子どもが0歳のときから、5歳の現在まで膨大な絵本を読んでいるため、私の音読量は半端ないです(笑)
子ども用の絵本では、大人の私は漢字や語彙はなかなか増えませんが、黙読の速さや集中力は上がったような!?変わらないような!?