中学受験に向けて

【中学受験をしたいと思ったら】志望校の決め方。中学校の種類3つ【part1】

こんにちは!紺野はるかです!!

この記事で中学受験の良いところを紹介しました。

さて!我が家も中学受験を前向きに検討しようかな、となったら出てくる疑問は、「志望校どこがいいのかな」ということではないでしょうか。

紺野はるか

最近は「中学受験したい!どこの中学がいいかな!?」と悩まれる保護者の方が多い気がします。

我が子の学力的にも、家庭の教育方針的にも、経済的にも、合う学校を選ぶにはどのように決めたらいいのか、悩む方は多いと思います。

本日は、志望校の決め方の手順を紹介していきます。

今回は【part1】として、「中学校の種類」を知ることから始めていきましょう。

最後までお付き合いよろしくお願いします。

中学受験に挑戦しようと思うきっかけ

まず、中学受験をするきっかけは大きく分けて二つあると思います。

中学受験の動機
  1. 大学受験を視野に入れ勉強したいため。
  2. 地元の公立中学に進学することに不安があるため。

②の場合でも、「大学受験とかレベルとかどうでもいいから、どんなに低くてもいいから、とにかく地元の公立中学校にさえ行かなければそれでいい」という人は少数派です。

初めのきっかけが、「地元の公立中学校に通わせるの不安だな」と思ったことだったとしても、せっかく中学受験をするなら、親も子どもも一番気に入ったところに通いたいと思うはずです。

このことから、多くのご家庭で中学受験をする大きな目的は「将来的大学進学を目指すため」となるのではないでしょうか。

中学校の分類分け

大学進学を見据えた中学受験と考えると、以下の3つの選択肢が挙げられます。

  1. 難関私大の付属校。将来的には内部進学予定。
  2. 難関国立or私立大学受験を目指すハイレベルな中高一貫校。
  3. 中堅中学校。中高一貫の6年間で大学受験を目指す。

1点ずつ詳しく説明していきます。

①難関私大の付属校。将来的には内部進学予定

関東なら早慶(早稲田・慶應)系列、関西なら関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館)系列あたりです。

これらの難関大学には、大学受験時に一般受験で合格するよりも、中学受験で合格する方が難易度が低いです。

得意不得意ありますが、単純に小学生内容の勉強と高校生内容の勉強では、小学生内容の勉強の方が難易度は低いですからね。

親御さんとしても、中学時から大学の進学先の見通しがたっていると安心という理由で志望校にする保護者の方も実際のところ多いです。

紺野はるか

上記の理由は、親になるとかなり大きなメリットであると感じています。
子どもの大学受験、親にはできることはかなり少ないため、ハラハラしますよね(>_<)

注意点は、必ず系列の大学に内部進学できるわけではないということです。

年々、内部進学の基準は上がっています。例えば、英検・漢検は〇級以上取得、評定平均(通知表の評価)は〇以上、模試で偏差値〇以上、等。

難関私大の付属校に入学できたからと言って、勉強をしなくなるのはダメということです。

また、大学進学時に勉強したい学問を取り扱う学部がないかもしれないという点でも注意は必要です。

よくある例ですと、「看護師になりたい」と志望しても、系列の大学に看護師の資格を取れる学部・学科(看護学科等)がないと、いくら勉強ができても看護師にはなれません。

②難関国立or私立大学受験を目指すハイレベルな中高一貫校

関東では開成や麻布が有名、松蔭、関西では灘、洛南、東大寺が有名です。

この他にもハイレベルで、大学合格実績が高い中学は多くあります。

中高一貫校は大学受験において有利となるのは、以下の図の通りです。

高校受験がない分、大学受験対策に多くの時間を割くことができます。

中高一貫校の大まかなカリキュラム

①中学2年生頃までに、中学内容の範囲学習を終了し、
②高1までまたは高2の前半までに高校内容の範囲学習を終了し、
③残りの約1年半〜2年で大学受験対策を行う。

中学内容よりも高校内容、高校内容より大学受験対策の方が難易度が上がるため、大学受験対策に時間をかけるほど、大学合格の確率が高まります。

ハイレベルな中学になるほど、中学進学後の授業の進度が早くレベルも上がります。

ここの群の注意点は、学校のレベルが高い分お子様のメンタルケアの重要性が上がることです。

難関校ということは、いわゆる「賢い子・勉強のできる子」が集まってきます。

今まで、学校でも塾でもトップだった子ばかり集まるため、少しでも勉強をおろそかにすると、すぐに下位になってしまう厳しい場所でもあります。

入学時はまだ12歳前後の子どもです。

親のメンタルケアや励まし・応援の言葉かけが子どもの心を癒し、奮い立たせてくれることとなります。

入学直後は特に中学受験期同様、またはそれ以上に、子どもの様子を観察し、異変に気付いたら、すぐに対処することが重要です。

③中堅中学校。中高一貫の6年間で大学受験を目指す。

②の群よりハイレベルではないですが、公立中学校では受けれない特色ある教育を受けることができます。

例えば、中学入学時の偏差値はそこまで高くなくても、少人数クラスで生徒一人ひとりに密に寄り添ってくれ、徹底的な進捗管理を行なってくれ、

中高6年間で国公立や難関私大合格まで引き上げてくれる学校が多い印象です。

小学校の成績では、到底難関私大に合格は難しいであろうと思う生徒でも、6年後には必要な学力をつけ、難関私大に合格・進学する生徒は多いです。

中高一貫校の強みを生かし、丁寧に子どもを育ててくれるという印象です。

近年は、本当に様々な特色のある学校があるため、HPを見たり、学校説明会に足を運んだりして、子どもに合う学校選びをしてくださいね。

この群の注意点は、受験する学校の特色や良さを子どもにも理解できるように、伝え同意して中学校に受験し、入学しないと、

子どものモチベーションが下がってしまうという点です。

親が中学校の特色や方針を気に入り、子どもに十分な説明をせず進学させてしまうと、

子どもからしたら、なんのこっちゃ分からず、中学進学後、どのように頑張ればいいのか、どのような姿になることを望まれているのか分からなくなってしまいます。

子どもが楽しく通ってくれたらいいですが、

もし、学校の方針と子どもの考えが合わなかった場合、子どもからしたら地獄です。

6年間通う場所になるかもしれない学校です。親御さんと子どもと一緒に話し合いながら、お互い納得して受験校を決定することを強くお勧めします。

まとめ

以上が「中学校の3種類」です。

この3種類の中で、ご家庭の教育方針や保護者様・お子様のご希望の群の中学を決め、次はいよいよ具体的な学校に絞っていきます。

それは次回、まとめていきたいと思います。

参考になることが少しでもあると嬉しいです。

ABOUT ME
紺野 はるか
学習塾運営をする2児の母によるブログ。「少しの手間と時間とお金と意識で子育てはもっと楽しくなる、子どもはもっと賢くなる!」をモットーに、実体験をもとに、主に未就学児~中学生までの勉強に関するお話を綴っていきます。誰かの参考になることがあれば嬉しいです。